この記事でわかること
被膜拘縮とは何か
サロンで治すことはできません
受診したほうがよいサイン
それでもサロンに来ていただく意味
豊胸手術から半年です。だんだん胸が硬くなってきた気がして、被膜拘縮という言葉を知りました。エステで柔らかくできますか。
はっきりお答えします。被膜拘縮を当サロンで治すことはできません。
そのうえで、お伝えできることがあります。順に整理します。
被膜拘縮とは何か
体の中に人工物が入ると、まわりを膜で包む反応が起こります。これ自体は誰にでも起こる自然な反応です。
問題になるのは、その膜が厚くなったり縮んだりして、内容物を締めつけてしまう場合です。これが被膜拘縮と呼ばれる状態です。
硬くなる、形が変わる、上に上がってくる、痛みが出る——といった変化が出ることがあります。
サロンで治すことはできません
「あたためれば柔らかくなりますか」とよくお尋ねいただきます。被膜そのものを変えることはできません。
「拘縮を予防できます」とも申し上げません。そう言えるだけの根拠を、当サロンは持っていないからです。
美容の広告では、はっきり書かずに期待させる言い方を見かけます。当サロンではそれをしないと決めています。
できないことをできると言って通っていただいても、お互いにとって良いことがありません。
受診したほうがよいサイン
次の場合は、サロンではなく手術を受けたクリニックへご相談ください。
硬さが進んでいる。以前より明らかに硬くなってきた場合。
形が変わってきた。丸みが強くなった、位置が上がったなど。
痛みがある。とくに動いたときや押したときに痛む場合。
左右で差が出てきた。片側だけ変化している場合。
迷ったら受診で構いません。何もなければそれでよい、という考え方です。
それでもサロンに来ていただく意味
では何もできないのかというと、そうではありません。
豊胸の術後には、胸そのもの以外に、背中・肩・脇まわりの張りやこわばりを訴える方が多くいらっしゃいます。姿勢をかばうことで負担が偏るためです。
当サロンでは、そうした周辺の部位をやさしくあたためていくケアを行っています。
胸そのものへの施術は、担当医の許可が出ている範囲でのみ行います。インプラントが入っている方は、必ず事前にお知らせください。
入れているものの種類、手術の時期、経過観察の状況——この3つは毎回お聞きしています。
豊胸後のケア全般は豊胸手術後のむくみと硬さ、バストへの考え方はインディバでバストアップはできる?をご覧ください。
Foreverからひとこと
被膜拘縮のご相談は、正直にお断りする場面がいちばん多いテーマです。ナースだったころ、この状態で悩まれる方を何人も見てきました。だからこそ、サロンで引き受けてはいけない領域だと思っています。ただ「何もできません」で終わらせず、受診の後押しをすること、周辺のつらさを引き受けることはできます。そこは続けています。
よくあるご質問
被膜拘縮はエステで柔らかくできますか?
できません。被膜そのものを変えることはできず、当サロンで治すことはできないとお伝えしています。医療で扱う問題です。
インディバで被膜拘縮を予防できますか?
予防できるとは申し上げていません。そう言えるだけの根拠を持っていないためです。
どんなときに受診すべきですか?
硬さが進んでいる、形が変わってきた、痛みがある、左右差が出てきた——こうした場合は手術を受けたクリニックにご相談ください。
豊胸をしていてもインディバは受けられますか?
胸そのものへの施術は担当医の許可が出ている範囲でのみ行います。入れているものの種類、手術の時期、経過観察の状況を毎回お聞きしています。
胸以外にケアできる部位はありますか?
背中・肩・脇まわりの張りを訴える方が多く、そうした周辺の部位をやさしくあたためていくケアを行っています。
この記事を書いた人
INDIBA Salon Forever オーナー(元美容外科ナース・インディバスーパーバイザー)
美容外科でナースとして多くの患者さまの術前・術後に関わってきました。私自身も大腿の脂肪吸引を経験し、ダウンタイムの痛みやむくみ、拘縮への不安を身をもって知っています。元美容外科ナースの知識と、術後を乗り越えた自分自身の経験をもとに、記事を書いています。
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