この記事でわかること
「ゼロ」が指しているもの
よく使われる言葉と、その中身
カウンセリングで聞くとよい質問
腫れた自分が悪いわけではありません
ダウンタイムゼロと書いてあったので受けたのに、1週間腫れて仕事に行けませんでした。だまされたのでしょうか。
こうしたご相談は少なくありません。まず、あなたの体の反応がおかしいわけではありません。
問題は言葉の使われ方にあります。分解して見ていきます。
「ゼロ」が指しているもの
広告で「ダウンタイムゼロ」と書かれているとき、多くは「日常生活に戻れないほどの期間はない」という意味で使われています。
つまり「腫れない」という意味ではありません。ここが最大のずれです。
受け取る側は「何も起きない」と読みます。書いた側は「入院や絶対安静は不要」と考えている。同じ言葉で、指しているものが違うのです。
よく使われる言葉と、その中身
「切らない」——傷が小さい、という意味であって、腫れないという意味ではありません。
「その日から普通に過ごせます」——歩いて帰れる、という程度を指していることがあります。
「メイクで隠せます」——隠せる人もいる、ということです。程度には個人差があります。
「腫れは個人差があります」——これは正直な表現です。ただし小さく書かれていることが多い。
「痛みはほとんどありません」——麻酔が効いている間の話なのか、その後も含むのかで意味が変わります。
カウンセリングで聞くとよい質問
広告を読み解くより、その場で聞いたほうが早いです。次の4つをおすすめしています。
「腫れが目立つのは何日くらいですか」——ゼロかどうかではなく、日数で聞きます。
「人前に出られるまでの目安は」——生活に直結する聞き方です。
「いちばん長引いた方でどのくらいでしたか」——平均ではなく幅を聞きます。
「腫れが強く出た場合はどう対応しますか」——アフターフォローの有無が分かります。
ここで曖昧にされる場合は、慎重になってよいと思います。
腫れた自分が悪いわけではありません
「思ったより腫れた」ときに、自分を責める方がいます。体質のせいだ、我慢が足りない、と。
そうではありません。反応の出方には個人差があり、コントロールできる部分は限られています。
予定を立て直すことになったのは、つらいことだと思います。ただ、それは失敗ではありません。
いま腫れている時期を、どう過ごすかのほうに気持ちを移していただけたらと思っています。
SNSとの比べ方はSNSのビフォーアフターと自分の結果が違う、体験談の見方はインフルエンサーの体験談を見るときの視点をご覧ください。
Foreverからひとこと
「ダウンタイムゼロと書いてあったのに」と泣きそうな顔でいらした方がいました。広告を読み違えたご自分を責めておられて、それが見ていてつらかったです。言葉の設計がそうなっているのであって、読み違えたわけではありません。私は広告を批判する立場にはありませんが、読み方はお伝えできます。それだけでも違うと思っています。
よくあるご質問
「ダウンタイムゼロ」は腫れないという意味ですか?
多くの場合「日常生活に戻れないほどの期間はない」という意味で使われています。腫れないという意味ではありません。
「切らない」なら腫れませんか?
傷が小さいという意味であって、腫れないという意味ではありません。体に手を加えれば程度の差はあれ反応は出ます。
カウンセリングで何を聞けばいいですか?
腫れが目立つ日数、人前に出られるまでの目安、いちばん長引いた方の期間、腫れが強く出た場合の対応——この4つをおすすめしています。
思ったより腫れたのは体質のせいですか?
反応の出方には個人差があり、コントロールできる部分は限られています。ご自分を責める必要はありません。
腫れているあいだにできることはありますか?
予定を立て直すことになったのはつらいことですが、失敗ではありません。いまの時期をどう過ごすかに気持ちを移していただけたらと思っています。
この記事を書いた人
INDIBA Salon Forever オーナー(元美容外科ナース・インディバスーパーバイザー)
美容外科でナースとして多くの患者さまの術前・術後に関わってきました。私自身も大腿の脂肪吸引を経験し、ダウンタイムの痛みやむくみ、拘縮への不安を身をもって知っています。元美容外科ナースの知識と、術後を乗り越えた自分自身の経験をもとに、記事を書いています。
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